五郎島金時
5月初旬に植え付けし、収穫は8月中旬から11月上旬です。
キュアリング貯蔵法が確立してからは、夏を除いて殆どの時期、出荷出来る様になりました。
水、肥料を沢山与える事で沢山の収穫が望めますが、五郎島金時はあえて肥料を減らし、締まった形の甘みの強い芋を産出しています。
てんぷらや焼き芋はもちろん、和菓子や五郎島金時のモンブラン、焼酎等、多くの商品が開発されています。
金時草
又の名を「水前寺菜」とも呼び、葉の表は緑色で裏は紫色。種が取れないので挿し木栽培します。
出荷時期は6月下旬から11月中旬。てんぷらにしたり、沸騰したお湯で葉っぱを湯がいて、おろし生姜をのせ三杯酢で食べます。
独自のぬめりがあり、ビタミンA、鉄分、カルシウムを多く含む健康食品です。
フードピア金沢で、道場六三郎氏が金時草を使った紫色のシャーベットを紹介して以来、さらに多彩な用途で使われる様になりました。
加賀れんこん
加賀れんこんの由来は、加賀藩5代藩主前田綱紀が種を持ち込んだとされています。
「小坂れんこん」の名で全国ブランドとなり、収穫方法はくわ掘り、泥つきが伝統方法です。 泥がついている為、表面が乾きにくく、鮮度が保たれる利点があります。
すり下ろした時、つなぎを一切使わなくてもだんごになるのも加賀れんこんの特長。てんぷらや煮物、蓮蒸し、又、すりおろしたれんこんを流し入れたれんこん汁は、地元では産婦のお乳の出が良くなると食されています。
他には、れんこんを使ったお菓子、蓮根羹等もあります。
加賀つるまめ
石川県では「つるまめ」、京都へ行くと「ふじまめ」、愛知では「千石まめ」とも呼ばれ、金沢では「だら」ほど採れると言う意味で「だらまめ」とも呼ばれます。
香りに少しくせがありますが、肉厚で、油揚げとの煮物やナスとの炊き合わせで食べる家庭料理の代表。
旬は6月下旬から10月下旬で、水に溶けない食物繊維が多く、便秘予防効果があると言われています。
せり
「春の七草」の一つにも数えられ、お正月料理にも欠かせないせりは、お雑煮やすき焼き、かき揚げ等にして食べます。
水が命ともいえるせりの栽培は、浅野川の伏流水が豊富な諸江地区で主に栽培されていますが、昭和40年以降は湧水が減ってきた為、井戸を掘って電気ポンプでくみ上げた水を使って栽培しています。
せりとしては全国で最も茎が細く、細葉の部類に属します。
源助だいこん
宮重大根の生産者・井上源助氏のアドバイスを受け、松本佐一郎氏が開発。
源助だいこんの名は、アドバイザー井上源助氏に由来します。
肉質がやわらかく、煮崩れしにくい品種は、おでん等の煮物はもちろん、地元では、冬になると競って各家庭自慢の大根寿司を作ります。
麹を使って作る大根寿司は、各家庭で作り方も様々で、ニシンを入れる家庭や鰤や鯖を使う家庭等、北陸のおふくろの味です。漬けかたは母から娘へ、姑から嫁へと受け継がれ、自慢の味をご近所や親戚へもおすそ分けして楽しみます。
加賀太きゅうり
テレビコマーシャルで全国に知れ渡り、大ブレークした加賀太きゅうりですが、残念ながら、地元では生でかじる事はありません。
皮をむき、種を除いたきゅうりを適当な大きさに切り、薄味で炊き、柔らかくなったら水溶きかたくり粉でとろみをつけ、おろし生姜をのせて食べるあんかけが一番ポピュラーな家庭料理。
酢の物や漬物としても使われています。
旬は3月下旬から11月下旬。
源助だいこんの栽培にも携わった松本佐一郎氏が品種改良したものです。
金沢一本太ねぎ
白い部分が太くて長くやわらかいのが特長です。
出荷時期は11月から1月で、鍋やすき焼きはもちろん、串焼きにしても最高。
生で薬味に、また北陸の冬の味覚、白子の吸い物やつみれ汁等にもねぎは欠かせません。
ねぎは、大きく分けると「根深ねぎ(白ねぎ)」「葉ねぎ(青ねぎ)」がありますが、金沢一本太ねぎは根深ねぎの一種です。
たけのこ
4月下旬から5月上旬に出回ります。たけのこは、魚と一緒で鮮度が命の為、朝掘りのたけのこをその日のうちに食卓に届く様、金沢ではこの時期たけのこ専門の「後場市」が開かれます。
たけのこの収穫は、豊作の表年と不作の裏年が交互に繰り返されます。
この時期、金沢の別所等では、竹の子を出荷している農家が、たけのこ料理をコースで食べさせてくれる店を営業しています。
ヘタ紫なす
皮が薄く、肉質がやわらかく、ぬか漬けに最適。
旬は6月中旬から10月下旬で、地元ではナスの「オランダ煮」として夏場の家庭料理の代表です。又、ナスの煮物と茹でた素麺を盛り付けたナスと素麺の炊き合わせも人気の家庭料理です。
打木赤皮甘栗かぼちゃ
名前どおり、最近では珍しい皮の赤いかぼちゃ。
出荷時期は5月下旬から8月下旬。果肉に多く含まれるカロテンはビタミンAに変化し、目の疲れを癒し、風邪の予防効果もあります。
煮物、てんぷら、コロッケ、サラダ、ポタージュ等、料理方法も多種。
古くから「冬至にかぼちゃを食べると病気にならない」と言う風習があり、新聞紙にくるんで12月迄保存しました。
しかし、打木赤皮甘栗かぼちゃはいささか水っぽいと言う難点があり、ホクホクした肉質を好む現代は今ひとつ売れない要因になっていましたが、有名シェフの三國清三氏が中身をくりだし、肉料理やパンプキンスープに使う様になってから、市場での引き合いも増えました。
二塚からしな
2月下旬から3月下旬に出回り、わさびに似た辛味でツンと鼻を突く香味があります。
沸騰する寸前の90度くらいのお湯に、洗ったからしなを入れさっと茹でて、水気を切り、熱いままナイロン袋に入れます。パラパラと塩を振り入れ、全体になじませた後、すりこぎで袋越しにからしなをたたき、熱いうちに冷蔵庫に入れ4〜5時間おけば食べ頃。袋を開けるとツンとした辛味が鼻に上がります。
特長のある辛味は、料理の温度や調理法で苦味に変わるので注意が必要です。
赤ずいき
正式名称は「八つ頭いも」。旬は7月から9月。
酢の物やみそ汁で食べるのが一般的です。ずいきはアクが強く、皮をむく時は指先が黒くなるので、酢で指先を濡らしてからアク抜きすると良いでしょう。
茹でたずいきは、三杯酢につけると、鮮やかな赤いきれいな色に変わります。
くわい
正月料理にも欠かせないくわいは、その形から「芽が出る」と言われ、「立身出世」「子孫繁栄」等、縁起食材としておせち料理には欠かせません。
えぐみをとる為、米のとぎ汁で煮て水洗いします。
下ごしらえが出来たら、だし汁に入れ、沸騰したら醤油、砂糖、塩で味付けし、やわらかくなるまで煮ます。
出荷時期は11月下旬から12月上旬です。
金沢春菊
金沢では別名「ツマジロ」、関東では「春菊」、関西では「菊菜」と呼ばれ、その名称は数多く存在します。香りの良い春菊は、冬の鍋物には欠かせません。
おひたしやゴマ和えにしても良く、ベータカロテンやビタミンB2、C、カルシウム、鉄分等の栄養素を含み、体の免疫力を向上させます。
出荷時期は10月下旬から4月下旬です。
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