永平寺観光・永平寺参拝情報
永平寺は、1244年道元禅師によって開かれた曹洞宗の大本山で、座禅修行道場でもあります。境内は、三方を山に囲まれた深山幽谷の地に、七十余りの建物が並んでいます。
曹洞宗の真の教えは「まっすぐ」なのです。まっすぐ背筋を伸ばして姿勢を正し、静かに息を整えて座禅を組みます。まっすぐ背筋を伸ばして歩き、心もおのずから正しくなるようにと修行僧は毎日厳しい修行を重ねているのです。
永平寺は毎年沢山の観光客が訪れますが、静かにゆっくりと、感動のある個人旅行ならではの見どころ、参拝順路があります。
永平寺参道門

永平寺参道門
永平寺参道入り口に大きな二つの石の門があります。
向かって右側は「勺底一残水」、左側は「汲流 千億人」と刻んであります。
お勺で水を飲み、少し残っても捨てないで川に戻しなさい。その川の流れ汲んで千億人の人が助かります。
「水を大切にしなさい」と言う道元禅師の教えなのです。
永平寺参拝はここから始まります。
永平寺唐門

永平寺唐門
永平寺参道を真っすぐ歩くと菊の紋章の唐門があります。
永平寺の代表門で、高さ約30m、圧倒されそうな巨大な大杉が前にそびえています。
五代杉と言い樹齢約680年、道元禅師から数えて五代目の禅師様が植えた木です。
永平寺寂光苑

寂光院横流れ落ちる滝
唐門の横に永平寺川があり、3分ほど川に沿って登ると道元禅師の出家前の像があります。
像の向か い側に、永平寺で唯一鳴らしても良い梵鐘がありま す。
山に響き心地良い音色の梵鐘です。
永平寺傘松閣・天井絵

傘松閣絵天井
永平寺川を下ると、岩から流れ落ちる滝があり、飛沫が体に快く降りかかります。
堂内へ入ると吉祥閣で修行僧の簡単な説明と注意事項を受けた後、156畳の部屋に入ると昭和初期の一流日本画家144人が画いた230枚、花鳥を中心とした絵天井がある傘松閣があります。
5枚だけ花と鳥以外の絵があります。獅子が 2枚、鯉が2枚、栗鼠が1枚です。
この5枚を見つけると願いが叶うと伝えられています。
傘松閣絵画で是非ご覧になって頂きたい絵画が4箇所あります。まず伊東深水画伯の「アザレア」の絵です。伊東深水画伯は美人画が得意で花の絵はわずかで、女優朝丘雪路さんの父でもあります。
次に、日本画の巨匠で文化勲章を受けた川合玉堂画伯の「杜若」の絵が中央にあります。
次は、金沢兼六園にある金城霊沢の御堂、龍の天井画を描いた広田百峰画伯の作品で「白梅」の絵が前方にあります。
傘松閣には鳥の絵が80枚ありますが、1枚だけ赤い南天の実をくわえた白頭鳥の絵があります。
南天は難を免れると伝えられていますので、必見の絵画です。
実をくわえた鳥の絵は此の1枚だけです。 回廊近くにある作品で「南天に白頭鳥」、島崎藤村の姪にあたる西丸小園画伯の作です。
永平寺山門

永平寺山門
山門は1749年に再建された楼閣門で、永平寺 最古の建物で三解脱門とも称せられ、仏の世界に入る関門です。
2月頃、上山(修行僧の入門式)はここから始まり、3時間制止の状態で立っています。足まで痺れて来るそうです。
1時間おきに、先輩の修行僧が永平寺の修行は厳しいから帰ったらと言いに来るそうです。 3時間後に初めて入門が許され、建物の中に入れます。 修行の第一歩です。
山門を出入り出来るのは禅師様と、修行僧が修行の始めと修行を終えて帰る時だけです。
永平寺大庫院

永平寺大庫院
庫院(台所)へは、一般の参拝者は入る事は出来ません。
修行僧で庫院へ配置されると、2時間早く起きます。夏時間は1時半、冬は2時半です。
1日の多くはお米を研いだり野菜を刻んだりします。
庫院の前に大きいスリコギがあり、摩ると料理が上達するそうです。
永平寺仏殿

永平寺仏殿
永平寺仏殿の本尊は釈迦牟尼仏です。
中央に釈迦如来、向かって左は阿弥陀如来、右は弥勒菩薩が祀られています。
欄間には12枚の彫刻があり、禅宗の逸話が図案化されています。
永平寺法堂

永平寺法堂
法堂は420畳敷きの禅師様の説法道場で、法要もここで行われます。
建物の中で一番高い所に位置します。
法堂前の階段に座って頂くと、四季折々の美しい景色が眺められ心が癒されます。
春は山桜が咲き、山藤と続きます。
秋は真っ赤な紅葉、冬は圧倒されそうな雪景色が展望出来ます。
永平寺承陽殿

永平寺承陽門
承陽殿は開祖道元禅師のご真廟です。
中央の額 「承陽」は、明治天皇から贈られた額で明治天皇の筆と伝えられています。
拝殿左側には永平寺 開基、波多野義重公の御尊像があります。
永平寺祠堂殿

永平寺祠堂殿と報恩塔
承陽殿から階段を下り、僧堂の前の廊下を下ると 祠堂殿があります。
祠堂殿は一般の方の納骨堂で、巨大な数珠が掛けられています。
祠堂殿回廊からの眺めは、四季を感じる素晴らしい景色です。永平寺78世故宮崎奕保禅師 の写経が納められている報恩塔も眺められます。
ゆっくりと永平寺参拝、永平寺観光される方の お勧め順路です。