加賀藩歴代藩主の功績
びゅうハイヤー金沢観光タクシー撮影
前田家の領地、加賀・能登・越中は自ら勝ち取ったものです。
利家が織田信長から与えられた能登は、攻めてきた佐々成政軍との戦いに勝って守り抜き、加賀北半は豊臣秀吉に付いて手中に、越中は佐々征伐で得ました。加賀南半は関が原合戦前に二代利長が征服したものです。徳川家康から加増された物ではありません。
三代利常は、藩の重臣篠原一孝に命じて外惣構(そうがまえ)を造り、ほぼ金沢城下の警護は整備されました。
また利常は、室町時代以来の蒔絵の名門五十嵐家の道甫を初代、二代と京都から招き、江戸から清水九兵衛を招き、加賀蒔絵を確立しました。
金工の名門、下後藤家の後藤顕乗と上後藤家の後藤覚乗が一年交替で来沢し、加賀象眼の基礎を確立しました。
茶の湯においては、利家と利長は千利休の高弟であり、利常は小堀遠州に学び、綱紀は仙叟千宗室を茶道奉行として藩に召抱えました。
現代も、金沢は茶の湯の盛んな街で、多くの観光名所に風情豊かなお茶室が観かけられます。
五代綱紀は学者肌の殿様で、儒学者の林羅山、儒者の木下順庵、室鳩巣、神道の
田中一閑、本草学の稲生若水等の知識人と交友を持ち、学識を深めていきました。
前田綱紀の特筆される文化事業は、「庶物類纂」と「百工比照」です。庶物類纂は稲生若水に命じて編纂させたもので、本草学を中心とする動植鉱物に関する今日でいう百科全書です。
1000巻で完結するという膨大な編纂事業です。362巻で若水が亡なり、この書のことを知った将軍吉宗が幕府の手で1000巻を仕上げ、幕府はその写本を加賀藩に贈りました。
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百工比照は諸種の工芸、工匠を比較対照する意味で綱紀自身が名付けたもので、現在、前田育徳会が所蔵し、2844品目を整理分類し、重要文化財に指定されています。
加賀藩は、三代利常から五代綱紀の時代に伝統工芸、伝統芸能等の高度な文化が確立され、今も伝統が受け継がれています。
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